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America In the Schools 日本語版

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AISは日本の小学校の英語教育の時間にご利用頂ける無料の英語教育教材です。

パワーポイントを用いた45分間1回完結のスライドショー形式のプレゼンテーションで、アメリカの小学校生活を紹介します。日本の子供達はスライドショー内の日米の類似点・相違点を探しながら、お互いの事を知る=「相互尊重の精神を学ぶ」事が出来ます。

AISは日本の小学校3、4年生を対象に作られています。

登場人物はワシントン州シアトル在住 小学校4年生のヤマモト・ミカ。ミカには3/4日本人の血が流れていますが、日本語は全く話せません。アメリカで生まれ育った「アメリカ人」です。一見私達と同じように黒い眼、黒い髪をしたミカは多人種・多民族国家であるアメリカの象徴として日本人の子供達に印象深く映るでしょう。「Diversity=多様性」はAISの大切なテーマです。

「英語を学ぶ事」は単に言語を学ぶ事だけではありません。外国語を学ぶ事は同時にその国の文化や習慣、歴史などを学ぶ事でもあります。どれほど流暢に外国語を話しても、心の通わない会話は無味乾燥なものであり、単なる翻訳機械と何ら変わりはありません。相互尊重の精神が根底にあってこそ外国語習得は意味を成すのであり、子供達の世界が広がっていきます。

AISでは「英語を学ぶ」だけでなく「アメリカを知る」そして「日本の良さを知る」事が出来ます。

AISが作られた背景

AISはワシントン州日米協会が制作したプログラムです。ワシントン州日米協会は日本とワシントン州の友好と相互理解の為1923年に設立された歴史ある非営利団体です。その活動はビジネスセミナー、文化交流、教育と幅広く、特に「JIS(Japan in the Schools)」は教育関連の地域社会奉仕活動のコアプログラムです。

JISとはワシントン州日米協会が1994年より地元ワシントン州で展開してきた日本紹介及び日本語教育の補助授業の合計6つのカリキュラムで構成されるプログラムです。中でも日本の小学校の1日を伝える”Taro Goes to Elementary School”はアメリカでの初等教育における日本という国への理解を深める国際理解プレゼンテーションとして地元教師陣より絶大な支持を受け、数多くの学校訪問がボランティアやスタッフにより精力的に行われています。

2015年、JISの学校訪問で培った経験を活かし対応版となるAmerica in the Schools(AIS)を誕生させました。この事業を通じて「日米の親睦と国際相互理解を深める」と言う私達のミッションに大きく貢献できる事を願っています。

このプロジェクトは米日財団(U.S.-Japan Foundation)からの助成金により可能となりました。

AISで伝えたい事

「国が違えば人も違うし言葉も違う」 

アメリカの学校での一日を思い浮かべる事ができますか。廊下にズラリと並ぶロッカーや黄色い通学バスは映画で見た事があるかもしれませんが、朝家を出てからの帰宅するまでの学校での一日を日本と比べてみると実に様々な類似点、相違点に気がつくでしょう。通学の様子や授業の進め方、ランチ、掃除と日米の比較は興味深いものです。国際理解とは決して良い悪いという判断ではなく、その違いに気づきどのように理解するかが大切です。そういった意味でアメリカの「Diversity=多様性・多民族性」は学ぶべきポイントです。 外見で判断せず違いを受け入れるという事は国際社会でのみならずクラスの中でも非常に大切な「Mutual Respect=相互尊重の精神」です。

多民族国家であるが故のアメリカの問題(犯罪や暴力)メディアに取り上げられる事が多くなったのも事実です。しかしそんな側面だけが真のアメリカの姿なのでしょうか?本当のアメリカの姿を伝えたい!そんな日米協会に関わる皆の熱い思いからAISは誕生しました。真のアメリカの姿を伝える事は延いては英語を学ぶ事への関心につながります。それは「世界に通用する若者」の育成のための大きな後押しとなるでしょう。

“America in the Schools will help Japanese students understand that the U.S. is more than what is portrayed in media, more than what is digested in the myriad U.S. fast food chains and more than what can be purchased at the Gap, Toys R Us, Starbucks or Coach.”

  • Mari Maruyama, Vice President, The Laurasian Institution